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教育業界経験者が、必ずしも有利にならない理由 — 前職と校舎運営の意外な相性

「教育業界経験者ほど有利」という前提は、実はそうとも限りません。学校の先生出身者が躓きやすい構造的な理由から、ホテル・メディア系の前職が現場で効く具体まで、前職と校舎運営の意外な相性を紐解きます。

ミライのメンバーの 92% は中途入社で、その大半が教育業界未経験です。ここから一段踏み込んでみると、もっと意外な構造が見えてきます。「教育業界経験者ほど有利」と思われがちですが、実はそうとも限りません——前職と校舎運営の相性は、直感とはずれる場所にあります。この記事では、現場で実際に見えてきた、前職と校舎運営の関わり方を、いくつかの例で紐解きます。

「教育業界経験が有利」という前提が、当たらないこと

塾の校舎で働くなら、学校の先生出身者が一番フィットしそうに見えます。確かに、直感としては、自然な発想ですよね。

ですが、現場でメンバーを見てきた感覚としては、必ずしもそうとは言えません。学校の先生出身者が、塾の現場で躓きやすい理由が、いくつかあります。

塾は「学校や先生では満たされなかった」生徒さんが来る場所

塾には、学校や学校の先生に対して、満たされない経験を持っている生徒さんが少なからずいらっしゃいます。実際に入塾の段階でよく聞く話を挙げると、

  • 私立志望を学校で完全に否定された
  • 「お前では無理だから志望校を下げろ」と言われた
  • 上から目線で「勉強しろ」と言われ続けて、具体的にどう勉強するかまでは指導してもらえなかった

もちろん、すべての学校の先生がこうだということではありません。ただ、塾には「そうした経験を抱えた生徒さんが集まる場所」という側面が、どうしてもあります。だから、学校の先生としての関わり方をそのまま延長してしまうと、生徒さんとの距離感がズレやすい構造になります。

「職員室」がない環境への適応も、意外に難しい

もうひとつの違いは、物理的な環境です。学校には職員室があり、先生は休憩や打ち合わせをそこで行います。塾の校舎には、それに相当する空間が基本的にありません。校舎長・メンバーは、生徒さんと同じ空間にほぼずっと一緒にいる、という働き方になります。

常に対面し続けることへの適応に、時間がかかるケースは少なくありません。これも、学校の現場との大きな違いです。

前職が現場で効いた、いくつかの例

では、どんな前職が校舎運営に効きやすいのか。ここからは、実際に現場で見えてきた、いくつかの例を並べます。これは「この前職が向いている」という固定の枠組みではなく、あくまで一例として読んでください。

前職 × 校舎運営での効きどころ
ホテルメディア営業販売・サービス事務 ほか
対人
声かけ・面談・保護者対応
分析
施策判断・数値分析
オペ
事務・運営回り
本記事で詳しく扱った 2 例それぞれの場面で効きやすい組み合わせ
例として並べた 2 例(◎)以外も、各前職の強みが現場で活きる場面があります。

ホテル出身:相手に合わせる柔軟性が、生徒さん・保護者対応で効く

ミライにはホテル出身のメンバーが複数名いますが、共通して強みとして見えていたのは、生徒さん・保護者の方への対応の柔らかさでした。相手の状況に合わせて言葉や距離を調整する柔軟性は、ホテルの現場で日々鍛えられてきた力です。それが塾の入塾相談・三者面談・日常の声かけなど、対人を扱うほぼ全ての場面で、そのまま効いていました。他のメンバーも、見習うべき動きとして自然に吸収していった印象があります。

メディア系出身:施策判断のスピードと、無駄打ちの少なさ

メディア系の前職を持つメンバーは、マーケティングの感覚が体に染み付いています。どの施策を選び、どう測定し、続けるか・やめるかをどの基準で判断するか——この一連の判断が、明らかに速い。仮説を立てて打って、結果が出なければ素早く別の手に切り替える。無駄打ちが少なく、限られた予算と時間の中で、結果につながる動きを積み重ねていけます。校舎長・サブSV が常に求められる「経営判断と数値分析」の領域に、前職の経験がそのまま乗ってきます。

並べた 2 つは、あくまで例です。営業・販売・サービス業・事務職など、別の前職を持つメンバーも、それぞれの場面で、それぞれの強みを現場で発揮しています。ミライに入社してきたメンバーの前職は、実に多彩です。

校舎運営に必要なのは、前職の業界そのものではない

ここまでの話を整理すると、校舎運営に必要なのは「前職が教育業界かどうか」ではない、ということが見えてきます。校舎長の仕事は、現場の対人から経営判断、分析、組織づくりまで幅が広く、そのどこかに、自分の前職で培ったものが効く瞬間が、必ず出てきます。

学校の先生出身でも、現場で「先生としての関わり方」から離れて、経営者として動く構えに切り替えられる方はもちろん活躍しています。前職そのものではなく、自分の経験のどこを校舎運営に持ち込んでいくか——その切り替えのほうが、ずっと大事です。

ご自身の経験を、新しい場所で試してほしい

木目のデスクの上に、開いたノート(NEXT CHAPTER と書かれている)、真鍮のベル、グラフが描かれた紙、革の名刺ケース、陶器のマグカップ、万年筆が並んでいる静物。朝の柔らかい光が左から差し込んでいる
それぞれの前職で培ってきたものが、新しい一章のデスクに集まる

教育業界の経験がないからといって、後ろに下がる必要はありません。むしろ、別の業界で培ったものが、校舎運営のどこかで強みとして効いてくる可能性のほうが、現場の実感としては大きいです。

ご自身の前職が校舎運営にどう効くかは、入社時点で限定して考える必要はありません。多様な前職経験が、それぞれの強みとして、ミライで活きています。

校舎長は、小さな会社の社長である

売上、チーム、生徒対応。校舎長が「自分の会社」として見るもの

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