研修は一般に「入社後○週間」と期間で語られます。ミライではその前提が少し違います。研修は副校舎長・校舎長に到達するまで続く設計で、学ぶ範囲は武田塾のメソッドだけにとどまりません。
「何週間の研修か」は、ミライではあまり意味がない
一般的な会社では「入社後2週間の集合研修」「3ヶ月のOJT」と、期間で研修を区切ることが多いものです。ミライではそうは区切りません。副校舎長、そして校舎長に到達するまで、継続的に学び続ける設計です。
期間で切らない理由はシンプルです。校舎の現場で起きる課題は毎回違います。生徒対応一つをとっても、志望校、学力、家庭環境、性格で最適解が変わる。一度の集合研修で全てを覚えきることは現実的ではありません。であれば、現場で必要になったときに必要なことを学んでいく継続的な仕組みのほうが、実際の仕事には理にかなっています。
学ぶ手段は何重にも重なっている
一本の研修に依存する設計ではありません。人から学ぶ道と、資料から学ぶ道が、何重にも重ねられています。
人から学ぶ:先輩・SVのOJT、武田塾本部の研修、ミライ独自の研修
もっとも直接的な学びは、人から教わることです。日常業務では、先輩メンバーやSVが横について、実務を通じて教えます。その上で、武田塾本部からの研修(FC共通のメソッド習得)と、ミライ独自の研修(校舎経営の現場対応)が、層として組み合わさっています。
資料から学ぶ:ポータル、マニュアル、ナレッジデータベース
自分のペースで深掘りしたいときには、社内ポータル、充実したマニュアル、そしてスキル項目の身につけ方が網羅されたナレッジデータベースが使えます。「分からなくなったら、ここを見ればいい」という依りどころが、複数重ねられている状態です。
学ぶ範囲は校舎経営の全域に及ぶ
ミライの研修で学ぶ範囲は、武田塾のメソッドだけにとどまりません。代表的な領域として、たとえば次のようなものがあります。
- 武田塾のメソッド(自学自習、カリキュラム設計)
- 生徒さんの成績を伸ばし、合格に導くスキル
- 生徒・保護者との面談スキル
- 校舎集客のマーケティング
- 入塾相談の営業
- 校舎の書類・事務・経理
- 校舎の数値をつくり、結果を出す手法
- 学生講師の育成方法
ここに挙げたのはあくまで一部で、実際にカバーする範囲はさらに広がります。校舎を一つの会社として動かす以上、必要になるスキルは自然と増えていきます。
未経験者はどう立ち上がっていくか
教育業界未経験で入社したメンバーが、どう立ち上がっていくか。その流れもおおまかに書いておきます。
初期は、マニュアルとポータルで基礎を押さえつつ、先輩の横について実務を見る時期です。面談の場に同席し、生徒対応の空気を覚えます。中期は、自分で面談や生徒対応を担当するようになる時期。最初のうちは失敗もしますが、先輩やSVがフィードバックを重ねます。
その間も、スキル項目の習得状況は内製の独自システムで可視化されているため、自分がどこまで到達していて、次に何を埋めればよいかが見える状態です。道筋が見える学びは、途中で迷子になりにくいという強みがあります。
この研修スタイルと相性のいい働き方
魅力を感じやすいのはこういう人
- 先輩の指導を素直に吸収できる人
- 一発で完璧を狙うより、継続的に学び続けられる人
- 教えてもらうだけで終わらず、自分で手を動かしながら覚えたい人
- 学ぶ範囲が広がることに抵抗がなく、むしろ楽しめる人
学ぶ範囲の広さに圧倒される時期もある、という現実
正直に書いておきます。学ぶ範囲が校舎経営の全域にわたるため、最初の数ヶ月は頭がパンクする感覚になることも珍しくありません。到達ベースの設計であるがゆえに、「もう覚えた」と一息つける瞬間は来にくく、ある項目が身についても次の場面では別の項目が必要になる、という連続が続きます。スキル項目とナレッジデータベースで道筋は見えていますが、それでも学び続けるエネルギーは必要な仕組みです。
別の学び方のほうが合う人もいる
「決まった期間で研修を終わらせて、あとは同じ仕事を続けたい」という働き方を求める方には、この継続的な学習スタイルは負担に感じるかもしれません。その場合は、業務内容が明確に区切られた職場のほうが素直に合います。
校舎長になったあと:今度は教える側に回る
校舎長に到達すると、今度は後輩メンバーに教える立場が加わります。自分が学んできたスキル項目を、次のメンバーに伝える。教えることで自分自身の理解が深まり、研修の循環が組織の中で続いていきます。ミライの育成は、個人の成長であると同時に、組織の継続的な改善の一部でもあります。
学ぶ範囲は広く、道は長い。けれどそのぶん、身につけたあとの仕事の手応えも大きくなります。ミライの研修は、そういう性質のものとして設計されています。



